あの日二人で歩いたこの道 肩を寄せ合って、本当はとっても寒いのに・・ あなたがいるだけで、寒くても良かった 春の香りが一人で歩くこの道を通りぬけていく 春の柔らかな風が私の心を通りぬけていく 立ち止まり降り返ると あなたが笑顔で歩いていた・・・ 今はその影すら・・見つける事が出来なくて 舞い上がる花びらに吹かれて あなたと見た春を想う うつむくまで気付きもしなかった どうしてだろう? 泣いてた… 二人の手が冷たくてもよかった・・ それでも嬉しかった 二人が一つになっている手が とっても好きだった ただ二人で歩いた道 それだけなのに あなた以外の人と・・・ 今は歩く事が出来ない わたしとあなたが わたしの中の思い出に変わるまで あなたを忘れてしまう程の 恋が胸を焦がす日まで この道は誰とも歩けない あの日のように 舞い上がる花びらに吹かれて あなたと見た春を探す 小さなつむじ風鳴いている この風は あなたですか? 次の春も吹きますか?